ケーススタディ

同社の工場では、旋削、穴あけ、タッピングなどの複雑な加工を行い、 工具のシャフトやギアを作っています。そのために、工具の製造工程で使用される様々な作業や金属に対して、十分な冷却性と潤滑性を持ち、かつ部品を汚さない、用途の広い切削油を必要とします。

同社の最大の目標は、部品あたりのコストを下げることでした。
作業 はすでに最適化されていたため、切削油のアップグレードが最適な ソリューションであると判断しました。以前は、年間1万5,000～2万ガロンの切削油を使用していました。消費量を減らすためには、ミストの発生が少なく、寿命が長い切削油に変える必要がありました。もう一つの目標は、廃棄物処理コストと環境負荷を低減するために、塩素フリーオイルに切り替えることでした。

この顧客は、スイス式ねじ切り盤、高速ターニングセンター、
マルチステーションを持つ機 械での使用に最適化された塩素フリーのストレート切削油であるTRIM^® OM 303に切り替えました。これは同社のツールシャフトとギアの製造工程すべてに対応します。鋼やアルミ、鋼合金はもちろん、銅、真ちゅう、鋳鉄、青銅などにも安心して使用できる非常に汎用性の高い製品です。塩素フリーの配合にもかかわらず、OM 303は従来の塩素系ストレートオイルを上回る性能を維持し、環境への影響も改善しています。

MFS TRIM OM 303に切り替えた後、顧客はすぐに液剤の長寿命化、オイル消費量の削減、オイル交換回数の減少による生産性の向上などの恩恵を受けました。製品やベ
ンダーの統合による効果と合わせて、部品あたりのコストを20％削減しました。塩素フリ
ーの低発泡性 TRIM OM 303オイルは、ミストの発生が少なく、作業環境の改善に貢 献し、完成した部品の洗浄も容易になりました。