ケーススタディ

弾薬を製造するために、お客様は18の工程において、Fritz Wernerのさまざまな機械を使って真ちゅう製のカートリッジの絞り加工をします。機械の年代も様々で、最新モデルのものから約30年前のものまであります。そのため、生産
工程が多く、機械のニーズが異なることから、成形、潤滑、
冷却の各作業に特化した多数の液剤が必要となります。生産ライン全体で複数の液剤を利用すると、材料費と各段階の生産時間が増えることになります。

製造時には特殊加工液を使用しますが、真ちゅう製のワークが絞り加工に耐えられなかったり、焼き戻し後に金属に汚れが発生したりすることがありました。

このお客様は、真ちゅうや非鉄金属の成形・絞り加工に汎
用性の高いエステル系水溶性成形潤滑油であるWEDOLiT™
FW 9200を採用しました。FW 9200は、高濃度または低濃度で塗布することができ、成形プロセスの難易度に対応することができます。

FW 9200は、高度な濡れ性と安定した負荷能力を備えており、18段階の生産工程を1つの液剤で行うことができます。優れた成形潤滑剤により、製造中の真ちゅう製ワークの保護を強化し、焼戻し後のしみも解消されました。

製造に必要な液剤の数を1種類にすることで、複数の製品を取り出して適用する作業がなくなり、材料費と製造時間を大幅に削減することができました。

FW 9200の成功に触発され、お客様は他の業務でもWEDOLiT CS 8376を試用
することになり、今後も試用が続く予定です。